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『水問題に想う』 有限会社巖技術研究所 代表取締役 土井 巖
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水問題に想う

平成24年7月1日
有限会社巖技術研究所 代表取締役 土井 巖

 

 今、一番の関心事は今夏の節電問題です。原発の再稼動で何とか乗り切ろうとしている現状には多くの問題が潜んでいます。その対処法には悩みが尽きません。

 それと同様に「水問題」も見逃すことは出来ません。

 

◇ 意外と少ない日本の水資源

 日本は豊かな水の国と思い込んでいる人は多いのではないでしょうか。それは、年間に降る雨水量が多いということからきている思い込みです。

 全世界での年間平均降水量は900〜1,000mmです。日本は1,700mmと平均のほぼ2倍です。

 しかし、日本の単位面積当たりの降水量は世界平均よりも多いのですが、年平均降水量に国土面積を乗じ、全人口で除した、人口1人当たりの年平均降水総量をみると、約5,200m3/年・人と、世界の平均である23,000m3/年・人の1/4程度で、諸外国と比べて特に水に恵まれているとはいえないようです。

 そのうえ、地形並びに河川の勾配が諸外国の河川の勾配に比して著しく急峡であり、降雨が梅雨期と台風期に集中するため、水資源としては溜まらないで海に流出してしまいます。

 そのために、降水量は多くても利用できる水(水資源賦存量)は約3,400m3/年・人であり、世界平均の7,100m3/年・人の約1/2弱となっています。

 これは、フランス、イタリア、イラクと同程度です。1,000m3/年・人が水ストレス状態の目安ですが、関東地方は905m3/年・人でエジプトと同じです。

 日本のこのような状態では、うっかり脱ダム宣言もできないことになります。毎年日本のどこかで渇水がニュースになるのもうなずけます。

 現在は、水資源確保が安全保障上の課題にもなりつつある状況で、水資源問題が国家間紛争の火種にもなりかねません。今こそ真剣に日本の水資源に関心がもたれるようにしなければ、ある日突然に日本列島が渇水にならないともかぎらないのです。

 その対応の一つとして小さなことかも知れませんが、節水があります。

 

◇ 節水のすすめ

 節水とは、水を節約することです。具体的には水道使用量を削減することです。

 普段何気なく浪費してしまう分の水使用を制限して使用量を減らすことです。

 少量の水で同等の効果をあげる衛生器具類もでてきています。

 節水は、省エネの観点からも重要です。

 

節水

 毎日の生活に必要な水資源も、有限です。家庭においても、さまざまな要因により年々増え続けています。各自においても「節水」を心がけなくてはならなくなっております。

 

1日の1人当たりの水の使用量

 生活が便利になるにともない、水を使用する機器類が増え、家庭で使用する1人当たりの水の量は、1980年には199Lだったのが、2000年には248Lとなっております。これからもおだやかに増え続けていくことでしょう。

 

★1日の1人当たりの水の使用量

1日の1人当たりの水の使用量

 

水道から流れる量

 水道から流れる水の量は、普通で1秒間で0.2Lです。5秒間流しはなしにすると、1Lも無駄になります。蛇口はこまめに止めなければなりません。

 その対策として、流量調節して節水ができる節水コマがあります。このコマは、通常のコマと比べて下部の出っ張りが大きくなっており、ハンドルを90°開けた時の水量が通常1分間に12Lのところ、節水コマを取り付けると6Lに半減します。全開した時は共に21L/分の水量で変わりません。

 

節水対策

 小さなことでも気をつけて励むことにより大きな節水につながります。家族全員の協力で実行しましょう。

 出来るところから挑戦していくことこそ、今の課題に立ち向かうことなのです。

 その節水の心がけを取り上げてみました。是非実行に取り組んでください。

 

★節水の心がけ

節水の心がけ
 
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