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■(2020.12.4)
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【コラム
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■(15.11.1)
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新着・技術情報/コラム

マンション管理に3D図面を

平成26年3月1日
松浦 房次郎

 

 最近3Dという言葉をよく耳にする。いわゆる、3Dゲ−ム、3Dムービーから最近では3D-CAD 、3Dプリンターなどの言葉が世の中をにぎわしている。では、3D(スリーディー、3dimension、3次元)とは何かというと、縱、横、高さ、の3方向への広がりで現される立体的なものや空間を表現するときに使われる。実際に私たちが生活している場所で接するものはみな3Dであり、物を3Dで表現することは、実物と同じ感覚であり、物を作ったり説明するようなときには3Dを使うのが分かりやすく最も有効な表現方法といえる。

  このような中、建設業において、BIM (Building Information Modeling)という建築生産システムの実用化が進められ注目されている。すなわち、今までの2D図面(平面的に表した図面)から3D図面へ、バーチャルビルディング(仮想ビル)を使った活動が現実のものとなってきた。実際に建物を3D図面で現し、アニメを見ているようにその建物の中に出入りできるようになると、部屋の内部や設備の設置された状態が実物と同じように見えるようになり、誰にとっても建物が分かりやすくより身近なものとなる。

 このような技術が現実のものになると、今までわかりにくかった建物の構成部材や設備機器の位置関係やそこで作業する内容がシミュレーションにより詳細に説明できるようになり、例えば、補修工事についても、いつ、どこで、どのような作業が、どのように行われるかがコンピュータの中の仮装ビルで事前に再現できるようになる。したがって、マンション管理者は、これを用いて、区分所有者に業務をわかりやすく説明したり、また、パソコン上でマンション利用に関する各種情報を提供するなど、3D図面の利用は関係者に今までわからなかった知識を提供することになる。

図 受水槽と配管 この結果、マンション関係者達の関心が高まるとともに、管理上必要な業務や必要でない業務、改善すべき問題点などが選択され、管理業務のイノベーションが始まると考えられる。一方、図面の作成に当たっては、容易に図面が作成できるソフト、例えばGoole SketchUPが無料で提供されるなど、最近のIT技術の進展を背景に、利用環境は大きく変わってきている。勿論、管理に使うためには3D図を作成し、また、工事などの変更に伴う図面のアップデートなどの作業が伴うことになる。しかし、より効果的なマンション管理を実現するためには、これら問題を乗り越えていくことも必要ではないだろうか。

 今は世を挙げて3Dの時代である。この波には逆らうことはできない。管理業務も、作業効率や経費削減をねらって、2D図面から3D図面を基調とした業務展開を進めてみてはどうだろう。

 
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