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床下土間排水管の改修について

平成27年1月5日
株式会社タイコー 専務取締役 米村 直樹

 

  

マンションの改修工事で最も困難な場所が1階床下の土間に埋設されている排水管の改修工事ではないでしょうか。築30年を超える建物になると床下にピットなどが設けられていない構造が多く工事が非常に困難で、また居住者へ直接的な影響が出ていないなどの理由からなかなか計画が前に進まないといった物件が多いようです。

 

近年、この土間排水管の改修依頼が増えてきており様々な経験をして参りました。住みながら行う工事ですので、できる限り日常生活への影響を少なくする施工方法で工事を行っております。その事例をご紹介いたします。

 

  物件概要 東京都内某マンション、1973年竣工、8階建て、85戸
  工事内容 排水管改修工事
2階以上は全て更生工事
(雑排水管、汚水管、通気管を1戸当り2日間で施工)
1階土間配管は更新工事(10戸)
(雑排水管、汚水管を1戸当り約2週間で施工)

 

工事の主な流れ

[1]掘削工事

・室内にて1個所〜2個所人通口を設けます。ダイアモンドコアのみで作業を行うので騒音やホコリは発生しません。
開口寸法は60p×60p程度
(開口場所出来るだけ内装仕上げ材への影響が少ない場所を選びます。)

床開口作業
・特殊な工具を使用し、人力で掘削を行っていきます。
2日〜3日で掘削を行います 既に配水管が脱落していました

 

[2]配管工事

・新規排水管への切り替えは1日で行いますので、工事期間中、ほぼ通常通り排水は使用できます。

配管工事

 

[3]埋め戻し工事

・埋め戻しは流動化処理土にて一気に埋め戻しを行います。
しっかりと内部まで充填します 3日間で埋め戻し完了です

 

上記の施工方法を選定した理由として、建物外部からの掘削を行いほとんど入室しない施工方法に比べると工事費用も工期もかなり抑えられることから今回はこの方法で実施しました。

 

 また工事のポイントの一つとして、掘削作業と埋め戻し作業の際、作業員が室内を出入りする日数、作業時間を最小限に抑える事と工事期間中でも作業終了後はなるべく通常通り生活ができるように計画を立てることなどを心掛けています。

 

以 上

 
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