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はじめに
当社は、各種設備配管の更新・更生工事を営業品目の一つとして設計施工しております。
設備配管の耐用年数は一般的に20年程度と考えられていますが、劣化現象や機能低下は徐々にではありますが年々進行しているのが実情と思われます。特に設備配管は、配管内面からの腐食や劣化が顕著であり、要員としては経年数、並びに使用材料、建物立地条件、水質など多くのものが複合的に作用して進行しているものと考えられます。
当社では、それら設備配管の劣化調査を実施し、原因の特定と対策案、そして工事の必要性の判断や工事時期、推奨工法の選択などのさまざまなご提案をさせて頂いております。
今回は当社の共同住宅における“給水管の劣化診断”について、実例からご紹介させて頂きます。
以下、某マンションの診断報告書より抜粋しました、
[ X線透過試験 ][ 内視鏡管内検査 ][ サンプル管調査 ][ 診断結果表 ]となります。
X線透過

内視鏡
サンプル管採取
調査結果表
おわりに
建物を人に例えれば、各種設備配管は動脈や静脈にあたります。皆様方が定期的に健康診断を受診するのと同様に設備配管も定期的に診断を実施して頂き、現在の状態を正しく把握して不具合が発生する前に有効な対応ができるように、是非、「配管の健康診断」をご活用して頂きたいと思います。 |