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架橋ポリエチレン管及び架橋ポリエチレン管継手「エルメックス」のご紹介

平成21年7月1日
三井化学産資株式会社 管材事業部 管材管理部 西村 和也

 

1.はじめに

 

 かつてマンション住戸内の配管は、給水は鋼管・給湯は銅管が採用されていましたが、現在では殆どの物件で樹脂管が採用されております。

 樹脂管のなかでも高性能な架橋ポリエチレン管および架橋ポリエチレン管継手である「エルメックス」のご紹介を致します。

 

 

 

2.架橋ポリエチレン管「エルメックス」の効果

 

[1]優れた耐熱・耐寒性

 高温(95℃)から低温(−70℃)までの広い温度領域で使用できます。

 

[2]抜群の安全性と耐久性

 塩素水に対しても他材質と比べて優れた性能を保持します。また、パイプの酸化・電食による腐食、赤水・青水の発生がなく、安全で衛生的な水質を確保します。さらに、ガス導管では標準の電気融着(EF)継手を使用しているため、耐漏水性に優れています。

 

[3]高い流量特性

 パイプの内面に水垢やカルシウム化合物などがほとんど付着しないため、目詰まりがなく、高水量が維持できます。

 

[4]優れた保温性能

 熱伝導率が銅管の1/1200と非常に小さく、保温効果に非常に優れています。

 

[5]容易な作業性

 被覆銅管の1/5の軽さで、かつ、可とう性豊かで曲げ配管が可能です。

 

 

 

3.架橋ポリエチレン管「エルメックス」パイプと架橋ポリエチレン管継手「エルメックス」電気融着(EF)継手の特性

 

[1]優れた耐久・耐食性

 エルメックスは、耐久性、耐食性、耐電食性、耐薬品性などにきわめて優れた特性を有する架橋ポリエチレンから造られています。架橋ポリエチレンは、熱可塑性の鎖状構造ポリエチレン分子を結合させ、熱硬化性プラスチックのような立体網目構造にして耐熱性を高めたものです(図-1)。

図-1

 

[2]電気融着を可能にしたパイプと継手の2層構造

■パイプの構造(図-2)

 本来、架橋ポリエチレンは高耐熱のため融着には不向きな素材です。そこでエルメックスパイプは融着が可能なポリエチレンを外側、高耐熱である架橋ポリエチレンを内側とする2層構造にすることにより融着を可能としました。パイプはポリエチレン層と架橋ポリエチレン層の一体成形構造のため、メクレや剥がれなどはありません。

図-2

■EF継手の構造

 EF継手は、外層とスティフナが耐熱性の架橋ポリエチレンでできており、電熱線を組み込んだ内層のポリエチレンと完全に一体化しています。パイプを継手に差し込み、電熱線に通電するだけで、継手の内層とパイプの外層のポリエチレン部分が溶解し一体化接合します。

図-3

 

 

4.おわりに

 

 エルメックスの電気融着は、パイプと継手の接続部が溶融し一体化されますので信頼性が非常に高い接続方法です。この電気融着継手と予め加工工場でパイプ・継手を接続加工したユニット配管を納入するプレハブ工法により、新築マンションでは多数のご採用を頂いております。

 また改修現場においても、開口部を限定しパイプを押し込んで行かざるを得ない状況等で、万が一パイプに傷が入っても電気融着継手は他の方式よりも漏れにくいとご好評を頂いております。

 

以上

 
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