１．はじめに

　独立行政法人建築研究所からの依頼により、今回、実大三次元振動破壊実験施設Ｅ−ディフェンスを用いた高層建物の振動台実験において、建築設備の耐震性評価を共同で行いました。この振動台実験は、文部科学省からの委託研究「首都直下型地震防災・減災特別プロジェクト」の一環として、長周期地震動に対する高層建物の耐震安全性を検証することを目的に、独立行政法人防災科学技術研究所が主体となって行ったものです。耐火二層管フネンパイプに於いては超高層通気管を想定し、立て管を１２５φとし横引きに１００φを採用いたしました。

２．実験概要

独立行政法人防災科学技術研究所　兵庫耐震工学研究センターホームページをご覧ください。

（http://www.bosai.go.jp/hyogo/movie.html）

参考：気象庁震度階級関連解説表より一部抜粋

３．おわりに

　耐火二層管フネンパイプは、本プロジェクトの積極的参加を実施し、耐火二層管の持つ耐震性能を検証してまいりました。当初、フネンパイプの破損等が予想されていましたが、まったく損傷が無く、耐久性能及び耐震性能の高さが評価されました。

　耐火二層管フネンパイプは建築物の排水管として、耐震性能に優れ、結露性能・施工性も良く、ローコストの排水管として新築はもとより改修・リフォームにも広く採用されております。