給水方式は、直結給水方式と受水タンク方式に分けることができます。
戸建住宅は直結給水方式が多く、集合住宅やビルなどは高架水槽や受水槽がる受水タンク方式の給水方式が多いと言える。
下記に給水方式の一覧表を表します。
【給水方式一覧】
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建物規模や用途で給水方式を決定するのですが、20〜30年前に建てられた集合住宅は、D.の高置水槽方式が圧倒的に多いです。
方式によってメリット・デメリットはあると考えられます。
下記に簡単な比較表を表します。
【直結給水方式と受水タンクの比較表】
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表をご覧になると分かると思いますが、機器類(水槽・ポンプ)があればメンテナンス費用も必要となります。
昨今、集合住宅の給水設備改修工事では、高置水槽方式から直結増圧給水方式に変更している集合住宅が増えてきています。
理由としては、機器類のメンテナンス費用の削減や受水槽跡地の有効活用、また水道本管から直接給水される安全でおいしい水を求めていると考えられます。
水道局も直結給水方式を推奨しておりますので、給水設備の改修工事を行なう際は建物保全を考えた設計・計画・工事を行なうことが大切になるでしょう。
施工業者から一意見になりますが、配管のみ更新する、ポンプのみ更新する、水槽のみ更新するというようなことは極力避け、給水設備全体を考えた更新をして頂きたいと思います。
受水槽跡地の参考写真をご覧ください。
【改修工事前】 受水槽設置状況

【改修工事後】 受水槽跡地を駐車場に変更

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